日々是々日記 原智彦の「手前味噌」

お芝居のこと、お祭りのこと、大須のこと、日々思う事をポツリポツリと書かせていただきます。
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[149]あゝ秋日和
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久しぶりのブログ。

3ケ月ぶりだ。

今年は時間が早い。

ドンドン日が過ぎる。

 

3月、岐阜県笠原で「姥捨」。

4月、スペイン、「ダリ旅」。

5月、長野県大鹿村祭文亭、「HAIKAIと鳴神」。

6月、豊田市美術館西町会館、「姥捨」。

足助農村舞台宝榮座、「鳴神と姥捨」。

 

と公演が6本続き、

 

8月からは12月の七ツ寺共同スタジオ「ベニスの商人」公演に向けて、

出演者募集説明会、台本作りと並行して配役ワークショップ。

そして昨日(9月12日)「ベニスの商人」チラシ原稿完成、

台本第3版(ほぼ公演サイズ)完成。

秋の「HAIKAI」(10月1日名古屋市博物館)、

「大須大道町人祭り」(10月14日15日)の2本の内容と手配、ケイコ…。

脳内は9本の作品をこなすためにフル稼働。

その間に「よう働いたわ」といたわる間もあらばこそ…。

 

ハラプロジェクト以前、40年もの間(主にロック歌舞伎スーパー一座)共に創作活動をした、

岩田信市さんが8月6日亡くなった。

最後の一ケ月程は、ほぼ毎日彼の元を訪れ、

スーパー一座を閉じてからは本当に久しぶりに毎日顔を合わせる密な時だった。

 

何はともあれ、脳にスキマができた。

そして書かねばと思いつつ手がつかなかったブログの原稿に向かえるようになった。

秋日和のカラッとした今日。

久しぶりに朝早くカラスが庭で騒ぐ。

「ぬ、もしや」と思いつつ床を離れてまで見に行こうと思いつつ、

うつらうつらした後庭に出る。

「やられた。」

色ずんできた柿に穴、尖った嘴でつついた穴。

「さすが御町内さん、よく知ってる。夏の間まったくのご無沙汰だったのに。」である。

待てよ、ひょっとしたら秋の訪れを私に教えに来てくれたのかも知れぬ。

 

「お芝居てぇのはね、本数やればいいってもんじゃあないんだよ。

お前さん、時間かけてちゃんと丁寧に演ってるかい?

時の移ろい位は楽しめるようでなくっちゃね、ねお前さん。」

 

名前を付けてやろう、あのカラスに。

 

お千代さん、お雪さん、もも助…

 

なんでか芸者風の名前しか浮かんで来ない。

キリッと島田に結い上げた黒髪に同じく黒紗の着付けに羽織、黒塗りの下駄に赤い鼻緒姿のカラス。

脳にスキができると浮かぶはこのような事ばかり。

私はよほど心にスキがある人間なのか。

 

はっと気がつけば周りはすっかり秋。

庭には白い彼岸花、秋ナス、シソの花、ナツメの実、ハーブに花がつく。

 

自然は一時も休まぬ。

ナニも言わず呼吸している。

その泰然ぶりに比べて私と来たら、

「アーァ、この秋はハラプロ以外にもう一本名古屋能楽堂で、

20分ばかりの踊りを作って踊らなくてはならぬ。」

と少々アセリ気味の呼吸なのである。

…嗚呼。

 

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