日々是々日記 原智彦の「手前味噌」

お芝居のこと、お祭りのこと、大須のこと、日々思う事をポツリポツリと書かせていただきます。
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[139]17年ぶりの風邪
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    ビックリ、17年ぶりに「風邪」ひいた。

    前のときはスーパー一座時代、2000年12月「師走歌舞伎」の真っ最中、

    昼夜2回公演、昼頃から常ならぬ体調。

    自分が自分でない感じ。

    頼りない身体の軸。

    夜公演が終わって近所の医者へ。

    「あかんわ、原さん。肺炎になりかかっとる。」

    即入院点滴。

    3日間病院のベッドから向かいの大須演芸場へ「通演」。

    出し物は「自雷也豪傑物語」。

    ガマの妖術を使った痛快な大活劇。

    私は主役の自雷也。

    劇中4人の女性に言い寄られるイイ男。

    もちろん顔は白塗り。

    「通演中」いつもの顔で演ったら演出の岩田さんから、

    「原、顔、青っぽいぞ。」と一言。

    いつもと一緒なのに血の気の失せた青白さが化粧の上まで透けているのかと妙に感心。

    常より多めに砥粉を入れた。

    以後亡霊のメイクは下地にドーランで青のぼかしを入れ、

    上へ白のおしろいを塗り、顔の奥より青みが滲み出てより凄みが増した。

    風邪をひいて得した思い出。

     

    これ以前風邪の記憶はない私にとって今回は貴重な体験だった。

    風邪かな、と思って2日、

    ひいたな、と思って4日、

    終わりかな、と思って2日。

    合わせて8日、「常ならぬ体調」が続いた。

    で、この「常ならぬ体調」とはなんぞやと言うと、

    「芯がない」(身体がカステラスポンジ状態)。

     

    17年ぶりに熱を計ろうとしたら体温計がない。

    で買ってきて計ると熱は大したことないけど、何か変。

    右と左の脇で0.5度も違う。

    あれ、そんなに?と計り直す。

    今度は最初と違う。

    あれ、おっかしいな、とどんどん計る。

    毎回0.2〜0.7度くらい違う。

    プチ立腹しながら説明書を読む。

    また字が細かい。

    目を細めながら読む。

     

    正確な体温を計るには本当は10分かかる。

    でも15秒計れば9分45秒で上がる分は予測出来るので、サバ読んで報告します。

     

    という事らしい。

    いくら早くてもこれでは患者を不安にさせるだけではないか。

    うーん、困ったものだ。

     

    世の中どんどん「新しい物はイイ物だ」信仰が幅を利かせて、

    より安くより早くより便利にと物が溢れている。

    多すぎて選べなくなっている。

    結果ニセ物とニセ情報の氾濫、そしてエセ人間の大量発生。

    疲れる世の中だ。

    …素人に必要なのは大体の体温でいいのに、ナニをそんなに頑張って新商品を開発しているのか私にはわからない。…

     

    私は古くなったものを買い換える時、デジタルよりアナログ。

    手触り、肌触り、目ざわり、聞きざわり出来るものに変えよう。

    疲れるものはやめようと思っている。

     

    | hara-art | 原智彦の「手前味噌」 | 15:33 | comments(0) | - | - |









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