日々是々日記 原智彦の「手前味噌」

お芝居のこと、お祭りのこと、大須のこと、日々思う事をポツリポツリと書かせていただきます。
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[122]夜の公園
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    今日(11月2日)、ズボンの下にタイツを履いた。
    皮膚が寒がっている。
    いよいよ冬か。
    身が締まる。

    12月のパンク歌舞伎「天守物語」のケイコも佳境に入ってきた。
    週4日の決められた日以外の自主的抜きゲイコ、先月より始まる。
    白川公園か高架下のグランド、19時〜22時の3時間。
    昼とは違う夜の公園。
    木々に囲まれ街路灯の明かりだけが頼り。
    立廻りの丸棒を各々自慢の筒袋に納め自転車でかけつける。
    皆カッコイイ!!
    私は大須に住んでいるので徒歩で片手に缶ビール。
    年のせいか3時間寒空の下で声を張り上げて台詞のケイコを付けたり、
    「ブンブンズサックルインスサーチョンチョンスパッ」と立廻りの刀の振り方を教えるのは少しつらい。
    時々ぬるい缶ビールをすすり、身体にじわーっと活気を与えながらやる。
    私はケイコのうち、この夜空自主ケイコが一番好きだ。
    なんの気兼ねなく一対一でトコトン演れる。
    つい大声も出る。
    50mくらい離れて会話できれば自然と「声の力」がつくし、
    スマートな「声の使い方」も訳なく身につく。
    白川公園のグランドは広い。
    刀片手に30cmくらい腰を沈め忍者走り、ザザザザザと砂埃。
    本当は音がしたり砂埃など上げてはいけない。
    本当はサササササと目立たぬよう美しく走らないといけない。
    皆面白いほど死二ソーな顔して舌つきだしてゼーゼーやっている。

    「体で覚える」「体で考える」
    表現者とは体で語れる身体を持つ者。

    夜の公園で汗流す人達。
    淡い光の中で、
    自分のために、自分だけの力で精一杯尽くす姿は美しい。
    これこそ私の思う本当の舞台なのだ。

    怪我なく全員で能楽堂の舞台までたどり着ける事を祈る。

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